海外と日本人に思いを馳せる

今回は、海外旅行の保険やクレジットカードについてのコラムを書く予定でしたが、海外旅行と聞いて、真っ先に考えてしまうのは、シリアで尊い命を落とされた日本人ジャーナリスト後藤健二さんのことです。

ここ数日、毎日、私は、「どうか、後藤健二さんが、テロリストから、解放されますように。」と祈っていました。

後藤さんが、日本に帰国して、愛する家族と味噌汁を食べ、ゆっくりとお風呂に浸かることができるようにと強く願っていたのですが、昨日(2015年2月1日)、私の願いが打ち砕かれたことが判明しました。

今回、ISIS(日本語の「イスラム国」という呼び方は、テロリスト集団がまるで、国であるかのような響きがあり、誤解する人もいるので、これで。)は、日本人を犠牲にして、世界に衝撃を与えることで、自分達の広報活動ができたと思っているかもしれませんが、実は、逆に、彼らが敵対しているアメリカの宣伝活動をしたのではないかと思っています。

後藤さんがジャーナリストとして、紛争地域で犠牲になっている住人や、子供達のことを、世界に知らせ、救おうとしていたという事実をISISは踏まえ、後藤さんを解放してくれたのであれば、後藤さんは、ISISで取材したことを、日本で伝えたことでしょう。
それにより、私達も、もう一度、いろいろな人の立場になって、今の中東情勢を歴史を踏まえ、考えたのではないかと思うのです。
でも、ISISは後藤さんの命を奪うことで、そのチャンスを逃しました。

今までぼやっとして、ISISのことも、アメリカのことも深く考えてなかった日本人は、今度こそ、はっきりとISISはテロリストだと結論し、一気にアメリカに強く心を寄せて、「どうか、犯罪者を取り締まってください。」って気持ちになってしまったのではないかと思います。

テロの犠牲になった方のご冥福を祈ります。+1 !

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