日本人と海外との関わり

後藤健二さんが衝撃的な最後を迎えたことで、世界中の多くの人が、悲しんだと同時に、怒りと恐怖を感じたと思います。

私も、涙の後に、憤り、怒りの対象を破壊したいような攻撃的な気持ちも浮かびました。

でも、すぐに、「いや、違う。」と思ったのです。
私が、後藤さんのためにできることは、怒りを爆発させることではないと。

「日本人は、被爆国なのに、どうして、アメリカの味方をするのか?」と文句を言っていたISISの戦闘員の動画が流されていましたが、その答えは、日本人は、過去の痛みがあるからこそ、平和を祈る国民でありたいと思っているからだと私は思います。

今後、日本で、今回の事件についての報道がいっぱいあると思いますが、後藤さんがジャーナリストとして、伝えたかったことを特集して報道して欲しいと思いました。

「世界には、まだ、こんなに紛争によって苦しんでいる人がいるということに、無関心にならないで欲しい」というのが後藤さんの遺言だった気がするのです。

後藤さんが海外の危険地域に出向いた事を「蛮勇」と言った、政治家がいましたが、私はそうは思いません。

後藤さんが命を落とされた事は、本当に、悲しいことであるし、本当に、帰国してほしかったですが、彼は、ジャーナリストとして、人として、やらねばならないという使命を全うされたんだと思いました。

私自身も、中東情勢は、全く、遠い国のことだったのに、後藤さんの今までの仕事を知り、無関心ではいられないことだと強く感じるようになりました。
今は、世界の一員として、平和な世界を強く望む気持ちが以前よりもずっと強いです。

平和を願う国民でありたい。+1 !

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